大学生の自由研究
名古屋大学路上の芸術研究会
2016/05/13
鑑賞者:キタダ



密やかな想い


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発見場所:説明しにくいので割愛(僕に直接聞いた人には案内します)



みなさん、この銅像がどこにあるか知っていますか?というかこの銅像の存在を知っていましたか?僕は今日名大内をさまよっている時に偶然見つけました。なんなのでしょうかこの銅像は。男の子(たぶん)が右腕にパイプを抱え、左手でハンマーを掲げています。台座には銅像のタイトルらしきものが刻印されていますが、「知久の??り」でしょうか、はっきりと読み取れません。そのうえ、この銅像は柵の中にあるので、近づくことができません。とりあえず、二宮金次郎ではなさそうです。



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柵があるので、実際に近づけるのはここまで。カメラのズーム機能で頑張るしかない。



上の写真を見ていただければわかるように、この銅像の近くには何やら物々しい施設があります。まさにIndustrialという言葉が相応しい場所です。やはり、この像がある場所からして、工業発展、頑張るぞ!といった意味が込められているのだと思われます。しかし、こうは見えないでしょうか?工業化、無機質で巨大な金属の支配に対して一人、生身で立ち上がった少年。彼が名大の片隅でひっそりと振り上げたハンマーは、その抵抗の象徴なのだ、と… そう思うと、この銅像の見方が変わってきませんか?要するに、文系にももっとお金をください。



鑑賞のポイント
・彼の顔(特に口元と眉)をよく見ること。
・タイトル及び台座は無視すること。
・車に気を付けること。






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負けないぞ!






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