みなさんこんにちは。良い子の味方、キタダです。
近頃はすっかり寒くなってきましたね。
短い秋ももう終わりそうです。
ところで、秋と言えば読書の秋ですが、日本には村上春樹という小説家がいますね。
村上春樹、大人気ですよね。皆さんの周りにも一人はいるんじゃないでしょうか、「春樹かぶれクソ大学生」が。
「春樹かぶれクソ大学生」とは、村上春樹にかぶれたクソ大学生のことです。好物は村上春樹の小説とおしゃれなバーと孤独です。なんか変なインディーズのバンドが好きな場合も多いです。
奴らはなんかミョーにおしゃれでムカつく上に、「俺/私は人とは違うんだぞ」オーラをひねり出していて対処に困りますよね。
なので今回は、そんな「春樹かぶれファッキンクソ大学生」を叩きのめす方法6パターンを、皆さんに伝授したいと思います。
数字が半端なのは、それだけしか思いつかなかったからです。
ちなみに、奴らは「村上春樹は雰囲気だけで中身がない」「エロいことしすぎ」「今年もノーベル賞取れなかったね(笑)」といった煽りは散々されているのでもう慣れてます。そんなこといってもかすり傷一つ与えられません。
なので、この記事では別な方法を提案しています。
あと今回対象としているのは、村上春樹にかぶれた大学生です。
春樹かぶれ社会人は、もう重傷で手遅れな場合が多いので諦めてください。やれやれ。
では見ていきましょう。
1.「龍の方が面白い」という
日本には村上は村上でも村上龍という小説家がいます。
名前が似ているのでよく古本屋ではごっちゃにされたりしています。
とあるデータ(その辺の大学生に聞いた)によると、春樹が好きな人は、龍を読んだことがない、もしあってもそんなに読んでない可能性が高いのです。
なので、相手が春樹の良さを語りだしたら、じっと我慢してそれを聞き、相手の話が終わったところで「ま、龍の方が面白いんだけどね」とどや顔で言い放ってやりましょう。
春樹かぶれ大学生は意識が限りなく透明に近いブルーになって倒れるはずです。やったね。
ちなみに、春樹よりも龍の方が面白いのは本当です。龍の方が面白いです。
2.なんかマイナーな作品が一番好きだと言う
私の調べ(その辺の大学生に聞いた)によると、村上春樹が好きな大学生の約65パーセントは、「羊をめぐる冒険」を一番好きな作品としてあげています。
「羊をめぐる冒険」は、村上春樹の作品の中ではストーリーも分かりやすく、でもしっかりとイメージ通りの村上春樹の小説です。
(逆に「ノルウェイの森」は意外と人気がありません。たぶんアクが強いから。)
村上春樹が好きだという大学生がいたら、二言目には「一番好きなのは『羊をめぐる冒険』」だと言ってくる可能性が高いです。
ですが、「羊をめぐる冒険」は村上春樹の小説の小説の中ではわりかしポピュラーの部類に入ります。
なので、村上春樹が好きだと言って来たら、村上春樹のなんかマイナーな作品(「東京奇譚集」とか)を適当にあげ、それが一番好きだと言っておいて、マウントをとりましょう。
春樹かぶれ大学生は、他人に偉そうにされることを何よりも嫌うからです。(私も嫌です)
(ただし、この作戦は相手が村上春樹マニアとかだった場合に返り討ちに遭う危険性が高いです。また、マイナーな作品を好きだと言う以上は、それなりに村上春樹の小説を読んでいる必要があります。上級者向けですね。)
3.みぞおちを殴る
それでもだめなら殴りましょう。春樹ファンはみんなヒョロヒョロなのでいけます。
4.やみくろに捧げる
やみくろというのは、村上春樹の小説「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」に出てくる変な生物です。
彼らは地下に住んでいて、汚水をすすったり、たまに人間を捕まえて食べたりしているそうです。東京の地下にでかい巣があるそうらしいので、もしかしたら名古屋の地下にもいるかもしれません。
やみくろは東京の地下鉄の軌道を実質支配しているそうなので、名古屋にもやみくろがいるとすれば、名古屋市営地下鉄は彼らの住処というわけです。
春樹かぶれ大学生なんか、名城線にでも放り込んでやみくろに捧げてやりましょう。
5. 話題を変える
めんどくさい人にめんどくさい話を振られたら話題を変えるのが鉄則。ここでは春樹かぶれ大学生に特に有効な話題の変え方を見てみましょう。
(あ)「ところで、『ノルウェイの森』でワタナベ君は大学を「退屈さに耐える訓練期間」だと言っていますが、○○さんはちゃんと単位をとっていますか?」
(い)「井戸の話をしよう」
(う)「悪いけど、今スパゲティーをゆでてるんです。あとにしてくれませんか。」
6.失踪してもらう
村上春樹の小説によく出てくるモチーフとして、「登場人物の突然の失踪」があります。
失踪するのはだいたい妻とかガールフレンドとか猫とかです。男友達というのもたまーにあります。
春樹かぶれ大学生は村上春樹の小説が好きすぎてしょうがないはずなので、「失踪すると村上春樹の小説っぽくておしゃれだからちょっと失踪してきなよ」とか適当なことをいって失踪させましょう。
そいつがいなくなってる間に、勝手にアパートを解約したり、そいつの友達(そいつと肉体関係がある人物が特に相応しい)にも失踪してもらったりすると、モアベターです。
おわりに
いかがでしたでしょう。
これで明日から、ことあるごとに村上春樹の話をしてくる、春樹かぶれクソ大学生を叩きのめせること間違いなしです。
みなさんもぜひお試しください!春樹かぶれおしゃれクソファッキン大学生なんかやっつけましょう!
しかし、
ひとつ君に伝えておくとすれば、全ての物事が持つ二面性と寓意性―そんな曖昧な言葉で僕らの世界を定義できるとすればだけど―そして僕がこれらのことを語るのに費やしてきたすべての言葉、それらが非常に調和した形で存在していることを認めなければならない。その事実はちょうど完璧に茹で上げられたパスタのように、そこに静かに横たわっていた。だが、ここには完璧なものなど何一つとしてない。一体誰が僕のことを完璧に理解できる?僕はグラスの中のウォッカトニックを一口飲んだ。スピーカーからはマイルスの古い曲が流れていた。ここは僕のいるべき場所ではない、と感ぜられた。目の前に置かれた品のいい灰皿を見ながら、僕はなぜか高校のときのガールフレンドのことを思い出した。彼女は僕が初めて寝た女の子で、とても感じのいい首のラインを持っていた。僕が彼女にしてしまったひどい仕打ちを思い出して、僕は暗澹とした気分になった。でもそれは仕方のないことだ。僕はあまりにも幼く、愚かだった。世の中にはどうしようもできない種類の物事がいくつもあり、それはその中のひとつ
さよなら。
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