大学生の自由研究
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2016/04/01
書いた人:江坂大樹

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これが増えます。(しかも食える)


ひげは煮込むとワカメみたいに増える。しかもそれが食えるのだ。


2年前くらいに、僕はこの事実を知り合いのツリーハウスで暮らしている人から聞いたのだけど、なかなか知られていないので紹介しようとおもう。








知られざるひげワールド


僕はちょっと前までひげがすごかった。


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ひげを8か月くらい伸ばしていたころ


それでその後剃ってしまったら、人に会うたびに「剃ったひげは取っておいてあるの?」と聞かれるのだ。


なんなんだ、この人のひげに対する期待は。そうやって言うやつは自分が伸ばしたひげを剃ったとき絶対にひげを取っておくタイプである。


僕は取ってあるわけないだろうとその場では答えていたが、実はひげを取ってあった。


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排水溝ライク。8か月伸びていたひげの一部だ


なぜ取っておいたのかと言えば、ひげは煮込むと増えて、しかも食えるようになるからである。



ひげの増やし方


ひげを増やすには、鍋でしばらく煮込む必要がある。


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適量のひげを用意


鍋に適量の水を入れ、そこへひげを投入して火をつける。


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アメンボみたいだ


ここで少量の砂糖を加えておくのがポイント。水の温度が98℃を超えると、糖とひげの持つ色素成分が反応して分解され、ひげが膨らんで増えるのだ。


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ほんのひとつまみで十分。入れすぎてもうまくひげが増えない


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湯が沸騰してくる


沸騰してきたら、そろそろひげが増えるころである。


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増えてきました


ひげの色素がしみだしてくるのとほぼ同時に、ひげが膨らみはじめる。


ここからさらに煮込んでいき、色素が出きって水の色がかわらなくなったら完成である。


水分が飛んで水が足りなくなったら、その都度水を足す。


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すこしずつ水の色が濃くなっていく


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できた


僕はこの色になるまで30分くらいかかったが、この時間はひげの太さ・硬さによるので個人差がありそうである。


写真をみても、ひげの体積がかなり増えているのがわかると思う。


それでは増えたひげを食べてみよう。


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ジャーッ



増えたひげを食べる


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増えたひげ


ひげは生のままだと髪の毛と一緒でかたくて食べられないが、増えたひげは柔らかいので簡単に食べられる。


しかし、増えたひげにはほとんど味がない。


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後味にひげの風味がフワッと来る程度


知り合いのツリーハウスの人は「そのままでも十分いける」と言ってむしゃむしゃ食べていたが、僕はそのままだとすこし物足りない。


個人的には、フライパンで油でさっと炒めてケチャップをかけて食べるのがいちばんおすすめである。


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フライパンで炒めて


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「炒めひげのケチャップがけ」


ケチャップの酸味とひげの風味がマッチしてうまい。


僕はひげを増やして食べるのはこれで4回目くらいだけど、何度食べても不思議である。


まさか、ひげを煮込むとこんなにも増えるとは。ツリーハウスの人に会うまでは夢にも思わなかった。毎日剃って捨てていた自分がすこしもったいない。






アゴから出てくる食べ物


世間ではひげを伸ばすことなんてそんなにないし、まずひげが十分に生えない人も多いので、このような事実はいままで知られていなかったのかもしれない。


でもひげは思ったより簡単に増える。


ところで僕はこれを髪の毛でも試してみたけど、増えなかった。う~ん、なんでひげだけが煮込むと増えるのか。こんどツリーハウスの人に会ったら聞いておこうと思う。


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人体のしんぴだ






この記事はエイプリルフールのためのうその記事です。





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