大学生の自由研究
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2015/05/10
書いた人:江坂大樹

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名大には、1年生がコスプレをして栄の街を練り歩く「仮装行列」というイベントがある。


毎年5月に開催されている。どんなものか気になったので、見に行ってきた。








思ったより人がたくさんいる


僕は今3年生なので、1年のときにやっていてすでに知っているだろうと思う人もいるかもしれないが、僕は仮装行列に参加していない。


入学後1か月の期間ではクラスにうまく馴染めなかった。


今回はせっかくなので仮装をして見に行った。


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ジョジョの奇妙な冒険より「カーズ」


もともとこういう企画に参加したがらない人とか僕みたいな人もいるので参加者はそんなに多くはないと予想していたが、相当いた。


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めちゃめちゃいる


人はたくさんいるけど、中には同じ格好をしている人が多い。


だからなんとなく人の体積に比べて人数が少なく見える。


ちなみに、仮装行列は名大祭の宣伝も兼ねているらしい。しかしこれでは名大祭がコスプレイベントだと勘違いされそうである。



風が強い


会場は大学じゃなくて白川公園というところ。目の前には名古屋市科学館がある。名古屋市科学館はフジテレビとよく間違えられる。


白川公園は地面が砂だ。この日はたまたま風が強くて、地面の砂が好き放題に巻き上がっていた。


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目に砂が入る


白川公園にあるトイレには紙がないらしく、運営が紙を持ってくるように呼びかけていた。だけど紙だけじゃなくてゴーグルも必要そうである。


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砂がとにかくすごい


逆に、名古屋でこれだけ砂が巻き上がるのを見られるのはここくらいかもしれない。


見に来ている人も結構いる。


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もちろん仮装行列を



警察もいる


仮装行列のイベントでは、ビンゴとか運動会もある。でもまずは街を練り歩く。


ちゃんと警官がいて、行列を先導する。


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あんまりてきとうなことはできない


この時間は街のいたるところで仮装を見ることができる。



アニメ系が多い


仮装行列はクラスごとにテーマを決めてやる。様々なテーマのもと趣向を凝らした仮装がたくさんあるけど、中でもアニメ系の仮装は多い。


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ジブリキャラが勢ぞろい


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特にカオナシは人じゃないので目立つ


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これはまた別のカオナシ(カオナシは多め)


同じキャラが何人もいると、クオリティの差が出てくる。例えばカオナシは、既製品みたいなお面をかぶっている人もいれば、段ボールで作ってある人もいる。胴体部分も布だったりビニールだったり様々。


個人的には段ボール製のほうが手作り感があって好みである。


このへんの仮装やピクミンとかマリオといった仮装は、Googleとかで「名大 仮装行列」とでも検索すれば出てくるようなものなので、ここからはもっとマイナーそうな仮装を紹介したい。



一人だけだとインパクトがある


たとえば、よくわからない仮装もある。


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筋肉をアピールするナース


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浴衣と名古屋城


なにをしているのかは認知できるけど、テーマがなんなのかは謎である。


仮装行列は、難解な仮装を見てテーマを当てるという楽しみ方もできる。


そして、これ。


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キャリアーに乗ってる人と押す人


これだけは見たときに全くわからなかった。家に帰って来て写真をみて、横に赤い服を着た人がいたから気がついたけど、これはクララとアルムじいさんなんじゃないか。


クララの仮装をしているのは男の人だ。しかもズボン。さらに車いすではなくキャリアー。無理に無理を掛け合わせたみたいな仮装だけど、分かったときの快感でいえば群を抜いていると言える。


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金色の人は多分C-3PO


僕の中では全身金色=C-3POなので、これなんかはクオリティに関わらず一瞬でわかる。


これらの仮装は他の人とかぶってなかったように思う。かぶっていないとやっぱり印象に残る。


そしてほかと比べることがないので、仮装のクオリティに関わらずそのキャラクターを独占して支配できる。いくら似てなくてもクララは彼のものなのである。



2タイプある


テーマを決めてやる仮装には2タイプある。ひとつは同じ仮装を複数人でやる大群タイプで、もうひとつは共通のテーマを持って別々の仮装をやる集団タイプである。


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これが大群タイプで


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これが集団タイプ


同じ格好で統一感があるので、大群タイプのほうがインパクトがある。集団タイプはそれぞれの個性があふれ出ているので、近くでみたときに深みがある。


どちらを好むかは人それぞれだけど、僕は集団タイプ派。(ごちゃごちゃ感が好き。)


特によかったのはこれ。


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芸術グループ


芸術的なオブジェクトの仮装をしていたクラスは見ごたえがあった。こういうテーマはいままであんまりみたことがない。写真の後ろのほうには「最後の晩餐」の仮装をした人たちがいたけど、ナイトミュージアムみたいな「動いちゃいました」感には心を掴まれた。



アクションしてくれる


仮装行列が進む横で、僕は石仮面をかぶって立っていた。


変な仮面をかぶったひとがカメラを持っているので、みんなけっこうこっちを向いて反応してくれる。


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ゾンビがポーズをとる


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ピースしてくれる(よくわかんないけど)


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百味ビーンズもなにかをうったえていた(なにかはわかんないけど)


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たのしそう


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おれもそっちにまざりたい


行列が終わってからは昼休みを挟んでビンゴとかクイズをやっていた。このあたりは見ていてもそんなにおもしろくなかったので帰った。


この日はカラッとした天気だったのでよかったけど、もし蒸し暑い日だったら仮装行列参加者も帰りたくなっていたかもしれない。






仮装行列は見るだけでもおもしろい


初めて仮装行列をみたけど、テーマパークのパレードみたいでおもしろい。


見に行く人も変な格好をしていくと、行列がアクションしてくれるのでより楽しめる。もし変な格好をしていない観客にはアクションしていなかったのだとしたら、それは観客にとっては動物園の動かないライオンみたいになってしまって退屈だろう。


なので見に行くにしても仮装をしたほうがいい。


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マリオファミリーに紛れるフリーザは、砂ぼこり対策済みだった






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