ハッピーターンを食べてたら、あまりにも指に粉が付くので、ハッピーターンの粉で絵が描けそうな気がしてきた。
ハッピーターンの粉で砂絵を描こう。
120gで30個
ハッピーターンを買ってきた。220円くらい。高いのか安いのかわからない値段だ。
ハッピーターンはよくわからない値段で一袋に30個入っている。
明治のアーモンドチョコレートは200円であの箱の大きさなので、いつも値段の高さを噛みしめている。だけどハッピーターンはどういう気持ちで食べればいいのかわからない。
愛ゆえに
ハッピーターンの粉は人気が高いにも関わらず単体では商品化されていないので、粉で絵を描くためにまず粉を集める必要がある。
わかっていたことだけど、ハッピーターン1つから得られる粉の量は少ない。でもAKBのCDをたくさん買って投票をするような人達はこういうことをやってるわけだ。
それは愛ゆえに、なせることである。
僕だってハッピーターンへの愛があるので作業を続けられた。だけどそれは握りこぶしくらいの愛だったので、途中でやめようと思えば諦められた。
ハッピーターンの粉を集める方法は今まで誰にも教わらなかったので、やり方は手探り。
はじめは素手で粉をハッピーターンからぬぐい落していたけど、指が粉まみれになってふやけたので、気持ち悪くてやめた。
結局爪楊枝で払い落すというあんまり効率がよくない方法に落ち着いた。
砂絵には向かない
集め終わって気づいたことだが、ハッピーターンの粉は若干しっとりとしていて、言い方は悪いけどウェットタイプの耳垢のようである。(でもほんとにそう)
ハッピーターンの粉は砂のようにさらさらしてないのである。
しかも、いまさらだけど僕は砂絵を描いたことはないし、描き方もしらない。生の砂絵を見た事すらない。
ということで、ハッピーターンの粉で砂絵を描くのは難しそうだと判断しよう。あ~やめやめ、砂絵なんて。難しいからやめ。
粉で字を書く
でもせっかく貴重な粉を手に入れたので、なにかしたい。
春休みなので暇なのだ。粉を排除したハッピーターンを、「なんとなく」ですり鉢に入れて粉にするくらいである。
ハッピーターンの粉はクックパッドにレシピまである。個人的にも、ハッピーターンの粉は集めるのに苦労したので、やはり商品化してほしいという願いがある。
ハッピーターンの粉の需要は十分にあるはずだ。なので、みんなの希望をハッピーターンの粉で作った文字で表現してみることにした。
きっと亀田製菓のえらいおじさんも、ハッピーターンの粉で書いた字を見たら感動してくれるだろう。
しっとり感がネック
やっぱりハッピーターンの粉のしっとり感が壁になった。指にもはり付いて、爪楊枝にもはり付くので、うまく粉を整えられない。
粉絵、諦めてよかった。
文字を1ドットくらいの単位で書いていく。粉はちょっと触ると動いてしまうので、ドミノを並べている時のような緊張感がある。
出来上がるまでにかかった時間は1時間30分くらい。
だけど気が遠くなるようなちまちました作業なので、体感としては3時間くらいある。終わってから時計を見て心を満たすのは達成感ではなくガッカリ感である。
これをみて感動しないとしたら、それはあなたがハッピーターンの販売に携わっていない人だからである。
亀田製菓さん、よろしくお願いします。
ハッピーな粉は余った
文字を書くにも結構粉を必要とするかな、と思っていたが、半分くらいあまった。
ちなみに120g(30個)のハッピーターンから得られたハッピーターンの粉は10gであった。
残った粉はそのまま食べたけど、味が濃過ぎて身が悶える。カルピス原液と同じ現象がハッピーターンでも起こる。
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